「十時の読書(十点读书)」という神サイト
中国語のリスニング力向上のために、
中国のテレビを見たり、オンラインスクールで中国人と話したり、いろいろやっているのですが、最近、これはいい!と思う勉強法がありましたので、ご紹介します。
使うのは、「十時の読書(十点读书)」というサイト。
サイトといいますか、もとは中国版LINEのウェイシンでフォローするニュース配信なのです。
ほぼ毎日6こくらいの記事がアップされます。
例えば、「最も近しい人にも距離は必要だ」とか「ひとりの人と結婚するということは生活方式が変わるということ」ようなタイトルで、30歳前後の女性を主なターゲット読者にした読み物がほとんど。
たまに、「村上春樹の生活方式」を紹介したり、「中国の有名映画監督」を紹介した記事もあります。(それぞれ、記事名のところにその記事のリンクをはっておきました。村上春樹の記事は前にこのブログで取り上げたことがあるので、そのときの記事に飛びます)
素晴らしいのは、これは記事を読むと同時に、良い声での朗読も聞けるのです。
読み手はほとんど女性ですが、たまに男性のものあります。ひと記事あたり15分~20分くらい。
「十時の読書」の使い方
私はこの記事を1日1つ聞いています。
まず朝シャワーのときに、傍らで流しておきます。このとき、内容は正直30%くらいしか理解できません。文章もまだ読んでいない状態で、とりあえず聞いてみます。
そして、夜お風呂のときにスマートフォンを持ち込んで、湯船につかりながらゆっくりと文章を見ながらもう一回音読を聞きます。
すると、「あーこう言ってたんだ」というのがたくさん見つかり、内容もほぼ理解できます。
難しく感じたものは文章を読む前に2~3回聞いたり、文章を読んだ後ももう一回聞いてみたりして、最終的に内容をほぼ理解するようにします。
この方法の利点
なんといっても、この「十時の読書」で取り上げられている題材、文章の難易度がちょうどいいのです。
HSK6級対策としても十分使えると思います。題材の分かりやすいものなら、HSKリスニングと同じくらいのレベルといえます。そもそもネイティブ中国人向けの読み物なんですけどね。
30代女性が共感できそうな、人生とは?結婚とは?本当の私って?みたいな文章が多く、この年代じゃない人、特に男性は「そんなのどうでもいいよ!」って思うかもしれないのですが、このような身近な題材だからこそ、使われる単語が専門的でなく、初心者にも聞き取りやすいです。もちろん、たまにある偉人の伝記的な内容のものは少し難易度が高くなっています。
しかも、初めは私も少しバカにしてたのですが、当たり前のようなことを言いながらも、なかなか深イイ話だったりします。
そしてさらに、リスニング練習向きなことに、この「十時の読書」はいろんな声の人が読み上げます。だいたい、とても発音がきれいで夜10時に枕元で聞きたいような「良い声」のお姉さんの声で読んでくれます。なかには、読む速度が速い人もいたり、たまに男性の声のときもあります。
特に、中国語学習者って、先生が女性ばかりだから、男性の声の聞き取りがニガテな人って多いのではないかと思います。まぁ私が筆頭なのですが。
なので、この「十時の読書」で男性声のリスニングを鍛えているところです。
どうやったら聞けるの?
まずは上記の記事内容の説明のところに、それぞれの記事のリンクを貼りましたので、試しに少し聞いて読んでみてください。
開くとまず、それぞれの記事のタイトルやイメージGIF画像が見えます。そして下にスクロールすると、音声再生ボタン、そのあとに文章が掲載されています。
もし、もっと読みたい方はウェイシンで「十点读书」をフォローするか、
ウェイシンないよっという方は、インターネットサイトでも、まとめられているようです。(こちら)
ぜひぜひこの方法を試してみてください~