映画「君の名は。」 中国でも感動を呼んでいる!感想まとめ

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新海誠監督の「君の名は。」は日本でロングヒット中で、先週興行収入200億円を突破しています。私もこないだ、やっと見てきました!(^^;)

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さらに異例のスピードで次々と海外上映も決まっており、莫大な市場を擁する中国本土でも12月2日より、ついに公開されました。

中国語タイトルは、「君の名は。」をそのまま訳して「你(君)的(の)名字(名前)」です。「は」の部分は特に訳されていないようですね。英語でもyour nameのようです。

最近の中国の新聞から、中国の興行成績について見てみましょう。

 

中国の新聞から ~日本映画「君の名は。」興行成績が4億元を超える:同時期公開の映画は不運

(ネットニュース cnBeta.COM 中文业界资讯站 2016-12-10 16:03:30  日本动画《你的名字》票房破4亿:同档期电影惨遭收割  http://www.cnbeta.com/articles/566189.htmより)

 

日本の今年度興行成績NO.1作品である「君の名は。」は、今月から中国でも公開され、素晴らしい興行成績をあげている。ワンダー王子・王思聪(ブログ筆者注:中国の超大企業ワンダーグループの御曹司)は自らを宣伝隊と称している。統計によると、午前中(12月10日10時)までで、累計興行成績はすでに4.18億元(ブログ筆者注:2016年12月12日のレートで日本円にして約69.7億円)を超え、8日間連続で国内興行成績で第一位となった。これは、少なくとも1432万人が映画館に足を運んだことを意味する。……(後略)

 

今のところ中国でも破竹の勢いで興行成績を伸ばしているようです。

ニュースの中に出てくるワンダー王子・王思聪は、中国イチともいえるほどの大金持ちのうえ、若くてなかなかのイケメンのため、中国では「国民の老公(夫)」と呼ばれる超有名人です。プレイボーイでお騒がせな人でもあるようです。

その彼が、公開直前に、微博(ウェイボー、中国のツイッター)で、「誰か女の子、僕と一緒に「君の名は。」を見に行かない?」とつぶやいたことで、映画自体もかなり注目を集めました。また、彼はビリビリ動画(中国のニコニコ動画。日本のアニメやドラマが見られるサイト)と連動し、以前から新海誠のファンだった人を、公開当日に無料で映画館に招待するキャンペーンなどを催したようです。

 

中国人の感想 ~映画サイトの口コミ

さて、中国の大手映画批評サイト「豆瓣电影」には、どのような感想が寄せられているのかも見てみましょう。

「君の名は。」は、23万4千人から寄せられた評価により、10点満点中8.6点でした。

5つ星中で、5つ星をつけた人49%、4つ星35.7%、3つ星13.4%、2つ星1.4%、1つ星0.5%のようです。かなり高い評価ですね!

 

続いて、口コミをいくつか見ていきましょう。そのコメントに対し「役に立った」という他の人の評価が多い順に紹介します。(ネット用語などのニュアンスが少し異なっていましたら申し訳ありません。こんな感じのこと言ってます、という参考程度に見ていただければ…)

①5つ星の口コミ(10393人の「役に立った」評価)

この映画を見て私たちの心に深く刻まれたことは…良い脚本を手にした誠兄(新海誠)は甚だ恐ろしいってこと。

②5つ星の口コミ(7849人の「役に立った」評価)

新海誠はこのお話を使って、「運命の人」を未だ信じる現代人の心を暖めてくれた。この広い世界のなかで、君に会うためにはこんなにも努力しなきゃいけないのか。ずれた時空を超え、隕石の落ちてくる星空を仰ぎ、君は自分の名前も残していってくれない。でも僕はあの「好きだ」の一言を、どうしても忘れることができない。

③5つ星の口コミ(6719人の「役に立った」評価)

今回は新海誠に200点をあげたい。10年前はただの純真無垢で少女趣味なやつだと思っていたんだけど、いつの日か映画館で息も絶え絶えになるほど泣かされるとは。「時をかける少女」のときの細田守を見た気がする。すべての少女趣味と中二病に拍手を送る。青春は不滅で、必ずめぐり逢えるし、地球は救える。さっき私が涙をぬぐいながら映画館を出るとき、後ろに座ってた男の子も眼鏡をとって大声で泣いてた…

④1つ星の口コミ(6493人の「役に立った」評価)

ただの大きな絵空事。(ブログ筆者注:原文は「假,大,空」。大きくて、空っぽで、虚偽のものというニュアンス)

 

このほか、基本は5つ星が多いのですが、けっこう1つ星、2つ星の評価も見られます。みんながいうほどストーリーがいいとは思えない、時を超えたり男女が入れ替わったりとめちゃくちゃだ、とか…。

今回、この映画は、口コミでじわじわと人気を上げたというよりは、日本で大ヒット!という触れ込みのもと中国で公開され、中国でも一気に話題となったため、話題につられて見に来た人のなかには「思っていたのとは違う!」という人もいるということなのでしょうか。

 

 

ともあれ、全体的には評価されているようですし、未だ興行成績は伸びそうです。

中国において、映画「君の名は。」がどこまで大きな旋風を巻き起こせるか、今しばらく注視したいと思います。

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