【中国うろうろ日記②】北京故宮博物館はデカかった

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なんとか四合院が見たい!

朝はまたバスに乗り目的地へ。(中国のバスの乗り方はこちらにまとめました。)

今日は、孔子庙へ行くことに。孔子をまつった廟らしい。

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前日、「なんで北京に孔子庙があるの?」と青島出身の子が笑って言っていた。孔子は青島がある山東省の人らしい。まぁ孔子にまつわる建物は全国にあるんだろうな。
←くだんの孔子さん。

私が孔子廟に行くことにしたのは、「四合院」を見たかったから。東西南北すべてを四角く壁に囲まれた建築様式らしい。四合院は北京にはゴロゴロあるらしいのだが、観光客が入れる場所、でネットで探すと孔子廟に行きついた。

ちなみに、私は今回、北京をはじめ中国のいろんなところにいくので、『地球の歩き方 中国版』を持ってきていた…が、浅く広く過ぎて、どこに行ってもあまり役に立たなかった。

やっぱり『地球の歩き方 北京版』『地球の歩き方 大連 瀋陽 ハルビン』などを持っていると格段に便利だと思う。

私の情報収集はもっぱら、ネットで。時に情報が偏っていたかもしれない。

 

 

孔子庙アンド国子监

孔子廟の隣には、国子监という昔の教育機関(最高学府)も移設されて開放されていた。と、いうか孔子廟のチケットを買うと、両方入れる。大人30元。

午前中に来たので空いているかしらと思いきや、学生が次から次へとめちゃいる。どうやら卒業式をここでやったり、卒業式のあとにここへ参観に来たり、遠足に来たりしてるみたい。6月28日、今日はあらゆる幼稚園、小学生、中学生で行事が行われているらしかった。

←なにかの行事で出し物を見物する小学生。

やっぱり学業に関するところなんだなぁと思う。親は子供をここに連れてきて、なにかを学ばせたがっているのだろう。

私はといえば、もともとは四合院の建築を見たくて来たのだが、ここは広大&豪華バージョン過ぎて、思ってたのと違った。

でも、ものすごい昔から卒業生が名前を掘ってきた石碑とか、皇帝が膨大な文字を掘った石碑とかたくさん並んでて、興味深かった。

←このひたすら並んだ石碑は興味深かった。これだけ文字を手で掘ったとか、すご過ぎ。

中国の古代からの教育制度についてもおぼろげながら説明を読んだ。昔は科挙制度に受かるために、ものすごいみんな努力してたけど、清の末期には、この封建的な教育には多くの人が見向きもしなくなって、この学校に入る人も減り、政府も支援どころじゃなく、「最後の卒業生は自費で自分の名前を石碑に掘りました」って書いてあった。せつない。

 

 

まさに見たかったサイズの四合院が!

そのあと、お昼ご飯食べたい…と近くをうろうろしてレストランを探す。夜ほどじゃないけど、1人でレストランに入るのは若干気後れする。かといって、地元の人でひしめき合う大衆食堂に飛び込むのもめんどくさいなぁ…って悩みながら、大众点评で近くのレストランを検索し、割と評価の良い「刘宅餐厅」というところへ。

するとなんとここが、たまたま四合院、しかもバッチリ大衆サイズ、見たかったやつだった。住宅を改修して作られたレストランのよう。もとは刘さんちなのね。

←4つの建物に囲まれた小さな空間に、今では透明の天井がとりつけられていた。

名物の肉巻き。飛び上がるほど上手くはないが、悪くない。日本にもありそうな味付け。一緒に頼んだ北京名物の炸酱面はビミョーだった。かかっている味噌が肉みそみたいなのではなく、ほんとにただの味噌だった。

←名物のナスと肉の揚げたの。『地球の歩き方 北京版』にもバッチリ紹介されていたようだ。

 

 

北京で騙される!?

ここで、食べ終わって出ようかというところで、一人の日本人が店に入ってきた。『地球の歩き方』を持っていたので日本人だとすぐ分かる。話しかけてみると、『地球の歩き方』見てここに来たらしい。

なんだ、めちゃメジャーなお店だった。確かに雰囲気良いから外国人にはいいと思う。

この人から聞いた話なのだが、北京の故宮博物館出たところで客引きしてた三輪車に乗ったら100%騙されるらしい。こわい。この人もお金を取られてしまった。

確かに故宮博物館の出口は、結構辺鄙なとこで、バスなどに乗ってなんとか地下鉄駅まで戻らなきゃいけない。たくさん歩いたあとだし、つい、もうタクシーか三輪車乗ろうって思っちゃうけど、ここで客引きしてるような運転手のには、絶対乗っちゃダメみたい。あとで現地にいってみると、確かに怪しげなのがいっぱいいた。

みなさんも気をつけてください。

 

 

故宮博物館へいざ!

さて、わたしは昼ごはん後に故宮へ。

「午門」という門が入り口。いちいち全て広大で分かりにくいうえ、道を間違えるとかなり歩くので痛い。入り口の横、午門に向かって左側に広大なチケット売り場がある。

←門からしてもうバカでかい。道とか間違うとキツイ。

ちなみに、中国語で「售票」と書いてあるところがチケット売り場で、「检票」と書いてあるところがチケットを見せるところである。二つがちょっと離れていたのでご注意を。入場料は一人60元。高い…

午門から入場したら、そのあとにイヤホンガイド借りるところがある。私はどんなところなのか知りたかったので迷わずイヤホンガイドを借りた。40元。

このイヤホンガイドは日本語なのだが、喋っているのは中国人。ほぼ完璧な日本語なのだが、カタカナの用語とかたまに発音がおかしくて笑えた。内容としては、エピソードをはさみつつ解説してくれて、なかなか面白かった。

でも、GPSで位置を掴んでその場所の解説をしてくれるので、私がさっさと次の場所へ行ってしまうと、途中で解説が次の場所に切り替わってしまい、「え!その話の続きどうなったの?!もう一生聞けないわ…気になる…」ってことが時々起きた。

皇帝が後継者を指名するやり方の解説とか、面白かった。

←火災があったときに消すための水が入っていたカメ。小さすぎて絶対役にたたないと思った。

それぞれの建物の名前が、漢字と満族の言葉で書かれていた。

 

 

結構あっという間の故宮見学

解説を聞きながらガンガンまっすぐ進んでたら1時間くらいで出口付近へ出てしまった。

あれー?と地図をここで初めて見ると、どうやら私はひたすら真っすぐ奥へと進んでしまったが、どこかで左右に折れるとたくさんの宮が連なっている中に入れたらしい。で、中では時に有料だか、数多くの秘宝を見られたらしい。

←次々と奥にこういう建物が出てくるので、人の流れに乗ってどんどん奥に進んでしまった。

しかしなぁ…今さら戻るのも面倒だし、見てもそこまで訳わかる訳じゃないし、諦めてそのまま出てしまった。台湾の故宮博物館でも、あんなに所蔵品があったのに、「角煮と白菜があったな」くらいしか心に残ってないもんな。

時間がその分あったので、故宮博物館を出ると、そのまま向かいの影山公園へ、地下通路を使って行く。入園料10元。

ただでさえクタクタだが(博物館という響きから室内なのでは?と午後の一番暑いときに来たが、実際はすべて室外だった…)さらに最後の力を振り絞って20分くらい階段を登り続けて山の頂上のお寺へ。

お堂の入口から故宮を見下ろすと、映画のワンシーンのように故宮全体が見渡せた。腰を下ろしてしばらく眺める。この景色はなんかすごかった。

←絶景が見られた。

そのあと、天安門広場にもちらりと寄る。さすが、手荷物検査とかしっかりやっている。昔はここを自転車が大量に行き交っているのが中国のイメージだったが、今は車がバンバン行き交っていた。

 

 

北京ダッグをついに食す

夜ご飯は北京ダック!やったー!

北京ダッグレストランはさすがに一人で行きづらい…量も多いし、と諦めていたが、昼間に会った一人旅の日本人の方も同じ悩みを抱えていたので、二人でいくことになったのだ。

「四季名福烤鸭店」という有名店へ。1時間くらい並んだ…が、待っている間は、ジュースやおやつを食べ放題と、なかなかサービス良かった。並んでいるのは中国人がほとんどだったが、たまに外国人(日本人もいた!)の姿も。

←平日なのに並んでる…

北京ダッグ食べられて満足!皮を砂糖をつけて食べるとウマイと聞いて試してみたが、ここのは皮だけで食べるのはちょっと脂がすごすぎた。

←う、美しい…

クレープみたいなのにニンニクなどの薬味を入れつつ包んで食べるとめちゃうまだった。結局ニンニクが最強だと思った。

北京ダックを焼くかまどの前で見物もできた。ほんとたくさんのアヒルが丸焼きになってて、一日何羽のアヒルを人間は食べてるんだろうと思った。

←こんなにたくさんの丸焼きのアヒル初めてみた。

明日は天津に移動!続きはこちらから。

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