HSK口試(口頭試験、HSKK)の概要&実際に受けてみました

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HSKには、筆記のほかに、口試(口頭試験)があります。

今日はその口頭試験についてご紹介します!

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HSK口試=HSKK

HSK(汉语水平考试)口試は、汉语水平口试考试の頭文字をとって「HSKK」とも呼ばれています。

通常のHSKがリスニング、リーティング、ライティングを測るのに対し、HSKKは残りのスピーキングを測るテストということになります。

HSKの公式ホームページの年間テストスケジュールを見ると、だいたい1年に2回ほど、実施されているのが分かります。

日本ではまずはHSKが有名ですし、有効であると思いますが、中国では就職や留学そして奨学金獲得の場面で、HSKKもかなり重要視されています。

実際に必要されているのは、中国語のコミュニケーション能力のため、スピーキングはやっぱり大事なんですね。

HSKKには初級、中級、高級の三段階があります。

すべて、100点満点で、HSKと同じく6割(よってHSKKでは60点)とれれば合格です。

それぞれ15~25分ほどで、所要時間は比較的短いです。

会場によって異なることもあるかもしれませんが、通常はパソコンの前に座って受け、回答はマイクに向かって録音します。

問題もすべて中国語で読み上げられるため、事前に過去問題を解いて、問題がどのようなものか把握し、準備などの時間配分を練習しておくことが必須です。

 

各級の詳細

【初級】

・ 200語前後の常用単語を習得している者を対象。
・ 約17分間(放送回数1回)

・ 問題内容
第1部分(復唱) 放送を聴いて、その文章を復唱する。
第2部分(聞き取り) 質問を聴いた後、それについて端的に答える。
第3部分(読み取り)問題用紙に書かれた2つの質問(ピンイン付記)に対して回答する。5語以上の言葉を使って答えること。

問題例

 

【中級】

・ 900語前後の常用単語を習得している者を対象。

・ 約21分間(放送回数1回)

・ 問題内容
第1部分(復唱) 放送を聴いて、その文章を復唱する。
第2部分(絵を見て話す) 問題用紙にある1枚の絵を見ながら、それについて話す。
第3部分(読み取り) 問題用紙に書かれた2つの質問(ピンイン付記)に対して回答する。

問題例

 

【高級】

・ 3000語前後の常用単語を習得している者を対象。

・ 約24分間(放送回数1回)

・ 問題内容
第1部分(要約) 放送を聴いて、その内容を要約する。
第2部分(朗読)  問題用紙に書かれた文章を朗読する。
第3部分(読み取り) 問題用紙に書かれた2つの質問に対して解答する。

問題例

 

実際に受けてみて

HSKKまで受けようという方は、すでにHSKを受けていたりと中国語の学習をある程度やっている状況が多いのではないでしょうか。

おそらく初級を受ける人はあまりいないと思います。初級は200語程度覚えていればOKですし、内容もかなり簡単です。正直、あまり受けても意味がないものと言えるかと思います。

受けるなら、中級、高級からがおすすめです。

 

私は、HSK6級まで合格したあと、次はHSKKを受けてみようと思い、受験したのですが、

いきなり高級から受けました。

高級はかなり難しい(HSK6級より難しい)のですが、

中級は初級からあまり難易度が変わらず、簡単すぎると感じたからです。

初級と中級の難易度の差に比べ、中級と高級の難易度の差はかなり激しいと思います。

 

オススメの順番としては、HSK5級を受けたあと、HSK中級を受けて、

HSK6級を合格したあと、HSK高級に挑戦するといいと思います。

 

私はHSKK高級にギリギリで合格しました。確か61点くらいだったと思います。

私が実際に行った勉強方法や、中国語の先生に教えてもらった攻略方法を次の記事でまとめました。こちらからどうぞ。
 

 

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