雑誌『知日』 日本を知りたい中国人が読むオシャレな月刊誌

スポンサードリンク




「AERA」で取り上げられていた中国の雑誌

去年上海に留学中に、中国の雑誌「知日」の存在を知りました。きっかけは日本にいる友人が送ってくれたAERAの記事。

スポンサードリンク




2015年10月5日の週刊誌「AERA」で、中国の笑いについて特集されていて、それは知日とAERAの合同取材にもとづいていました。

中国といえば、政治的な不和問題や経済リスクばかりがクローズアップされるばかりで、中国の笑いや文化についてここまで大々的に取り上げられるのは珍しいと思います。とても興味深い号でした。

記事の内容は、日本のお笑いについて中国人へインタビューしたり、ビリビリ動画(中国のニコニコ動画)に動画をアップすることで、中国のネット界で有名になりつつある山下智博さんについて取り上げたり。

あとは知日の記者とAERAの記者による三谷幸喜さんへのインタビューもありました。三谷幸喜さんの映画は中国でもかなり人気が高いそうです。

 

「知日」って?

そのAERAでは、この中国の雑誌「知日」について詳しく紹介がされていました。情報を一部抜粋します。

(週刊誌「AERA」 2015年10月5日号より一部抜粋)

2011年…中国で一冊の雑誌が創刊された。「知日」中国で日本の文化や習慣を紹介する専門誌だ。

B5版で毎号170~180ページ。オールカラーで手厚い特集を組む、ワンテーママガジンだ。…そのテーマを並べてみるだけでも面白い。

日本人ですら限定されたファンやマニアしか興味を持たないような内容が、たくさんの人に読まれることに驚かされる。

…知日編集部は北京の中心部のオフィスビルの一室。

 

この記事を読んで「知日」めっちゃ読みたくなったので、上海の本屋さんに探しにいきました。

家から一番近い中山公園駅のすぐそばにある5階建ての本屋さんにはおいてありませんでした。結構大きい本屋さんなのですが。

日本と比べると、中国には本屋さんが少ないと思います。結局、上海で一番大きな本屋さんへ行ってやっと見つけました。人民広場駅付近の福州路にある上海書城です。

7階建ての巨大な本屋のなかでいったいどこに置いてあるものか、探しに探したところ、最上階7階の美術雑誌や漫画の描き方が並んだコーナーにようやくこの雑誌を見つけました。バックナンバーもけっこう揃っていました。

 

「知日」を実際に読んでみました!

この「知日」が毎回取り上げるテーマ、本当に多種多様で面白いです。

猫、鉄道、明治維新、妖怪、森ガール、禅、犬、断捨離、暴走族、漫画、料理、推理、オタク、デザイン、武士道、雑貨、萌え、和製漢字、アイドル、怪談、喫茶店、富士山などなど…

AERAとの合同取材+独自取材によって、特集「完全笑点説明書」なる号も刊行されました。お笑いの特集とせずに、「笑点」特集となったところも独自性があって面白いですね。

暴走族特集が面白そうで買ってみたところ、暴走族の写真がバシバシ載っていたり、暴走族と関係の深い日本の芸能人などの特集があって、非常に面白かったです。

筆者は、暴走族に詳しいライターなどで、ほぼ日本人でした。それを翻訳し、掲載しているようです。

 

斬新な切り口のうえ、日本の雑誌にもないような濃さです。もちろん本文は全部中国語なので、読むのが大変ではありますが。

他にも、喫茶店特集、富士山特集、漫画特集、和製漢字特集を買いました。

日本でもamazonなどで一部手に入るようなのですが、だいたい2000円以上で、やっぱり送料のために高価です。中国で買うと、だいたい39元(日本円で約630円)でした。

 



 

例えば、喫茶店特集の中身はこんな感じ

400588410331842870 919047766748338759    145692615170922532416050686243468686

絵や写真が多様されており、デザインもおしゃれです。

まるで雑誌「ブルータス」や「Discover Japan」のようです。

見出しにはふんだんに日本語も使われています。本文は中国語ですが。

 

このような雑誌を通じて、政治経済だけでなく、文化間の交流が日中で進むと嬉しいです。特に普通の日本、普通の日本人を知ってもらうための、とてもいい機会になると思います。

スポンサードリンク




スポンサードリンク




コメントを残す




*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)